首都圏、下落。「中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移」2020年7月版不動産投資ニュース.com

首都圏、下落。「中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移」2020年7月版

　2020年8月13日 13:00

毎月発表されているプレスリリース

株式会社東京カンテイは、2020年8月11日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別／中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移』の2020年7月版を発表した。

ここでの「価格」は、敷地面積が100～300平米かつ最寄り駅から徒歩30分といった条件を満たす中古木造物件を対象として、算出されたもの。東京カンテイは、同リリースを毎月発表している。

3ヵ月ぶりに下落へ転じた首都圏

2020年7月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3055万円となった。前月比ではマイナス6.4％となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。

都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス7.3％の4889万円となり、2ヵ月連続で下落。埼玉県も、マイナス4.3％の2386万円となり、2ヵ月連続で下落する結果となっている。神奈川県は、マイナス5.3％の3239万円で反転下落。千葉県も、マイナス4.2％の2093万円で下落へ転じた。

東京カンテイは今回の結果について、首都圏1都3県全てが下落した点に注目。同年4月に生じた全面下落の状況との類似性を、指摘している。

首都圏と異なる傾向を示している近畿圏

2020年7月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2585万円となった。同圏では、主要3府県の全てが上昇を果たしており、圏全体でも前月比プラス6.5％で2ヵ月連続の上昇を達成。6月以来の好調を堅持し、首都圏とは異なる傾向を示している。

中部圏は、前月比プラス0.5％の2353万円となり、4ヵ月連続で上昇。愛知県も、プラス2.9％の2872万円をマークした。

福岡県は、前月比マイナス5.2％の2017万円となり、下落へ転じている。前年同月比は、0.2％でかろうじてプラスを維持した。

（画像はプレスリリースより）