トラブルに緊急駆けつけ、ZENBU PLUS社
株式会社アセットコミュニケーションズ(以下、アセットコミュニケーションズ)は13日、ZENBU株式会社(以下、ZENBU)とともに、緊急駆けつけサービスや各種建物メンテナンスの提供に事業内容を特化させた新たなグループ会社となる「ZENBU PLUS株式会社」を設立したことを明らかにした。
新会社は、建物の専有部や共用部で発生したトラブルに対し、緊急駆けつけでサポートする「ZENBU+」を24時間365日体制で全国展開していく。
アセットコミュニケーションズはこれまで、不動産テック企業として、管理ビジネスのオンライン一元化を実現すべく、プラットフォームの開発と提供を主な事業として推進してきた。
一方、ZENBUでは、5年間にわたり緊急駆けつけサービスを展開、約8万戸への入居者簡易サービスを提供してきた。また約100社の顧客に対し、緊急駆けつけサービスを全国で展開させてきた実績も有している。
そして今回、アセットコミュニケーションズとZENBUが協働し、より付加価値の高いサービスの開発・提供を進めていくため、緊急駆けつけサービスに特化したグループ会社、ZENBU PLUS株式会社(以下、ZENBU PLUS)を設立する運びとなった。
全国にある物件の専有部や共用部におけるトラブルへ緊急駆けつけで応じる安心のサービス「ZENBU+」を通じ、アナログで統括されていなかった従来の緊急対応などの業務をデジタルでつなぐほか、利用者にはアプリによるリアルタイムでの状況確認を可能とするサービスを提供、安心・安全にかかる新たな体験価値を提供していくとしている。
AIコールセンターを活用、ワンストップで緊急対応
「ZENBU+」では、暮らしの多様な悩みを解決に導き、安心を提供するとともに、あらゆる願いを叶え感動を届けたいという想いも込め、「+」をつけているという。
駆けつけ協力業者・職人については、暮らしの安心を支える「くらしのガーディアン(Living Guardian)」と位置づけ、入居者の安心・安全、快適な日々を支える現場ネットワークを構築していく方針だ。
運営に当たってはAIコールセンターを活用し、駆けつけの緊急依頼から作業担当者の手配、対応進捗管理、報告、請求まで、デジタルで一気通貫したサービスとする。
コールセンターと駆けつけ業務は人を介した仕組みであるサービスが一般的だが、「ZENBU+」ではAIを活用し、より効率的なサービスとして展開していく。
案件管理ダッシュボードの提供により、依頼から駆けつけ手配、報告、必要となった修繕の見積、見積承認といった細かな進捗ステータスもリアルタイムで確認可能とする。
入居者向け会員サービスの「ZENBU+くらしのガーディアン」では、鍵のトラブルやガラス破損、電気系統のトラブル、水回りトラブル、建具トラブル、ガス・給湯器のトラブルなど、主に専有部の設備トラブルにかかる緊急駆けつけサービスを提供、アプリでスマホから簡単に解決できる仕組みを構築する。
不動産会社など管理側には、コールセンターと駆けつけネットショップで即日・スポット利用も可能な簡単オーダーの安心サービスとして提供を進める。
ニーズが高い一方で、専有部と共用部の線引きが難しく、従来のサービスではカバーしきれていなかった共用部関連のトラブル緊急駆けつけにも対応していく予定とした。
株式会社アセットコミュニケーションズ プレスリリース
https://assetcom.jp/2024/06/13/pressrelease20240613/