70平米に換算した平均価格の推移を考察
株式会社東京カンテイは、2023年3月23日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の同年2月版を発表した。
このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を行政区単位に集計し、70平米に換算した平均価格の推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
小幅ながらも3ヵ月連続上昇を果たした首都圏
今回の発表によると、2023年2月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、4866万円となった。前月比ではプラス0.4%となり、小幅ながらも3ヵ月連続上昇を果たしている。
都県別で見た場合、東京都は前月比プラス0.7%の6441万円で2ヵ月ぶりに上昇し、2022年12月に記録した最高値も上回った。神奈川県はプラス0.4%の3668万円で、千葉県はプラス1.7%の2829万円で、共に上昇を維持。一方、埼玉県はマイナス0.4%の3049万円となり、小幅ながら6ヵ月ぶりに下落へ転じている。
近畿圏と中部圏、わずかながら上昇
2023年2月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、前月比プラス0.2%となる2914万円をマーク。同圏では、大阪府がやはりプラス0.2%の上昇を示しており、この強含みに牽引される形で圏全体もわずかながら2ヵ月ぶりに上昇を果たした。
中部圏は、前月比プラス0.3%の2310万円となった。愛知県もプラス0.2%の2435万円でわずかな強含みを示したが、前年同月比については依然として6%台で上昇を続けている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202302.pdf