駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年3月28日、JR武蔵野線・吉川駅~西船橋駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
最高値となったのは、183万円の吉川美南駅
今回の発表によると、JR武蔵野線の吉川駅~西船橋駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値となったのは、183万円の吉川美南駅だった。同駅エリアは今期、10.9%もの上昇をマーク。しかし同社は、同駅の開業が2012年と比較的新しく、事例数も20件未満で築浅物件が多いことを指摘している。
今期の同区間で上昇を果たした駅として同社は、南流山駅に注目。同駅はつくばエクスプレスも乗り入れるため通勤・通学の交通利便性が良く、また周辺は自然が豊かであるため、ファミリー世帯からの人気が強い。こうした人気を反映し同駅エリアは今期、114万円から134万円への2桁上昇を果たした。
下落へ転じた新八柱駅/東松戸駅/市川大野駅
同区間では今期、新八柱駅/東松戸駅/市川大野駅が下落へ転じた。これらの駅エリアの下落について同社は、築古物件の多さが影響した可能性を指摘。また、前年は大幅上昇を果たした吉川駅が、今期は一転して1.9%の下落を示したことにも注目している。
なおJR武蔵野線全線(府中本町駅~西船橋駅)の平均坪単価は、146万円となった。前年と比較して、比率で9.5%、価格で12万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR武蔵野線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1162