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2024年12月24日(火)
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賃貸マンション家賃、全国主要都市の8割で全面積帯が上昇

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賃貸マンション家賃、全国主要都市の8割で全面積帯が上昇

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アットホームによる最新調査で判明
アットホーム株式会社(以下、アットホーム)は3月24日、アットホームラボ株式会社の分析による「全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向」調査結果について、最新の2023年2月分データを公開した。

この調査では、首都圏の1都3県(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)と、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の全国10エリアについて、居住用賃貸マンション・アパートの賃料動向をみることができる。

対象データは、不動産情報サイト「アットホーム」で消費者向けに登録・公開された居住用の賃貸マンション・アパートで、重複物件はユニーク化を図っている。

「家賃」は賃料と管理費、共益費などを合計したものとして算定し、30平米以下を「シングル向き」、30~50平米以下を「カップル向き」、50~70平米以下を「ファミリー向き」、70平米超を「大型ファミリー向き」物件とする。「平均家賃指数」は、2015年1月時のデータを100として算出されている。

全国主要都市賃料動向
まず、全国主要都市の賃貸マンションについて、平均家賃を面積帯別にみていくと、東京23区では、30平米以下のシングル向きが月額89,506円で、前年同月より2.0%上昇、前月に比べても0.8%上昇していた。カップル向きは平均137,436円で、こちらも前年同月より4.4%上昇、前月比では0.9%の上昇だった。

ファミリー向きはさらに上昇幅が大きく、月額209,688円、前年同月比で8.4%の上昇、前月比で1.8%の上昇となった。大型ファミリー向きも値上がりし、平均で月額364,302円、前年同月より5.1%、前月より2.2%上昇している。

東京都下の場合、シングル向きは月額58,601円が平均、前月より1.9%上昇し、前月比でも0.4%とわずかながらアップした。カップル向きは月額88,575円で、前年同月より5.8%、前月より0.8%上昇している。

ファミリー向きは月額111,652円で、前年同月より7.2%の上昇となったが、前月に比べると0.3%の下落だった。大型ファミリー向きも月額172,033円で、前年同月比では8.2%の上昇だが、前月に比べると2.7%ダウンしている。

神奈川県では、シングル向きが平均月額66,696円で、前年同月に比べると15円のマイナス、ほぼ同値で率では0.0%の変動になった。前月比では0.3%の上昇になっている。カップル向きは月額94,985円が平均で、こちらは前年同月より3.6%上昇、前月比でも0.7%上昇した。

ファミリー向きは、月額116,955円、前年同月より5.8%上昇し、前月に比べても0.5%アップしている。大型ファミリー向きは月額193,394円で、前年同月より1.7%、前月より0.2%上昇、20万円台目前となった。

埼玉県では、シングル向きが月額58,649円で、前年同月に比べ0.7%の微増、前月に比べると1.0%の下落になった。カップル向きは79,263円で、前年同月比6.4%の上昇、前月比でも0.5%の上昇になっている。

ファミリー向きは月額102,475円で、前年同月に比べ11.6%と2桁増になり、前月比でも2.1%の伸びをみせた。大型ファミリー向きは150,539円で、前年同月より9.3%上昇、前月に比べても2.3%の上昇となった。

千葉県では、シングル向きが月額63,091円で、前年同月より0.7%上昇、前月比では0.8%の下落となり、小幅な変動にとどまった。カップル向きは81,448円が平均、前年同月より3.9%、前月より0.5%上昇している。

ファミリー向きは月額102,097円で、前年同月より6.6%、前月より0.7%の上昇となった。大型ファミリー向きも伸び、月額149,216円で、前年同月より6.6%、前月より1.2%上昇している。

札幌市では、シングル向きの平均が40,996円、カップル向きが59,483円、ファミリー向きで81,340円、大型ファミリー向きは144,338円となり、いずれも前年同月より上昇した。前月比では大型ファミリー向きのみ0.4%とわずかに下落している。

仙台市では、シングル向き平均家賃が月額50,986円、カップル向きは71,101円、ファミリー向きで90,415円、大型ファミリー向きは130,419円だった。いずれも前年同月比で上昇したが、札幌市同様、大型ファミリー向きのみ前月比で下落している。一方、カップル向きとファミリー向きでは、2015年1月以降で最高値を記録するものとなり、上昇傾向が強くみられた。

名古屋市では、シングル向きの平均が月額60,779円、カップル向きで78,729円、ファミリー向きは92,870円、大型ファミリー向きで143,959円となり、前年同月比、前月比とも全ての面積帯で上昇となった。大型ファミリー向きを除く3タイプでは、2015年1月以降の最高値に達している。

大阪市では、シングル向きの平均が61,994円、カップル向きで93,970円、ファミリー向きは128,968円、大型ファミリー向きが234,879円となった。いずれも前年同月比で上昇を記録したが、前月比では大型ファミリー向きのみ微減、0.1%の下落になった。2015年1月以降の調査値で、カップル向きは4カ月連続、ファミリー向きでも3カ月連続の最高値更新ともなっている。

福岡市では、シングル向きで平均51,210円、カップル向きが75,604円、ファミリー向きが93,908円、大型ファミリー向きは153,712円だった。前年同月比では大型ファミリー向きのみ0.1%とわずかに下落、それ以外が上昇となった。前月比でみると、シングル向きのみ0.6%の下落、それ以外で上昇になっている。

全国主要都市賃料動向
アパートは東京23区のシングルでわずかに下落
アパートについては、大型ファミリー向きとなる70平米超の物件が少ないため、調査対象外となり、シングル、カップル、ファミリーの3タイプで集計が行われた。

東京23区では、30平米以下のシングル向きで、月額65,484円となり、前年同月より0.5%下落、前月比では0.1%の上昇と小幅な動きになった。カップル向きは102,316円で、前年同月より2.2%、前月より0.5%上昇している。ファミリー向きでも月額139,726円で、前年同月より3.6%、前月より2.1%上昇した。

カップル向きとファミリー向きでは、2015年1月以降の最高値になり、前者は2カ月連続、後者は3カ月連続の記録更新となった。

東京都下では、シングル向きが平均52,733円、前年同月より0.2%上昇したが、前月比では0.5%の下落になった。カップル向きは77,879円で、前年同月より3.2%、前月より0.4%上昇している。ファミリー向きは97,749円で、前年同月比では4.7%の上昇となったが、前月比でみると1.3%のマイナスになった。

神奈川県の場合、シングル向きが平均54,678円で、前年同月より0.4%上昇、前月比では0.3%の下落となった。カップル向きは73,999円で、前年同月より2.8%上昇、前月比では19円とごくわずかな上昇で、率にすると0.0%の変動になっている。ファミリー向きは92,461円で、前年同月より7.3%とややまとまった上昇になり、前月比では0.9%の上昇だった。

埼玉県では、シングル向きが51,238円、前年同月比で0.9%上昇、前月比では0.5%の下落になった。カップル向きでも月額66,932円で、前年同月比では5.3%の上昇を記録したが、前月に比べると0.4%下落している。一方、ファミリー向きは平均82,051円、前年同月比で8.6%、前月比で1.3%といずれも上昇になった。

千葉県では、シングル向きが51,592円で、前年同月より1.9%上昇、前月に比べると0.3%の下落となった。カップル向きは65,151円で、前年同月より3.7%の上昇、前月比は0.2%のマイナスになっている。ファミリー向きにおいても、平均80,493円で、前年同月比では5.0%の上昇となったが、前月比では0.3%の下落を記録した。

札幌市では、シングル向きが平均33,762円、カップル向きが45,422円、ファミリー向きで61,715円となり、前年同月比ではいずれも上昇となった。シングル向きのみ前月比が下落している。

仙台市の場合、シングル向きが40,348円、カップル向きで59,977円、ファミリー向きは71,259円だった。前年同月比では全面積帯が上昇したが、前月比はやはりシングル向きのみ0.9%のマイナスになっている。

名古屋市では、シングル向きが52,707円、カップル向きで67,343円、ファミリー向きで77,090円となった。こちらは前年同月比、前月比とも全ての面積帯で上昇を記録している。とくにシングル向きとファミリー向きは、2015年1月以降の最高値を更新するものとなった。

大阪市では、シングル向きで57,407円、カップル向きが76,433円、ファミリー向きで118,159円となり、前年同月比では全てで上昇傾向となった。前月比ではファミリー向きのみ2.7%の下落になっている。ただしファミリー向きは、前年同月比でみた場合、12.2%と2桁アップを記録しており、低調となったわけではない。

福岡市では、シングル向きが41,137円、カップル向きが62,433円、ファミリー向きで76,639円となった。前年同月比ではいずれも上昇になったが、前月比ではシングル向きのみ0.3%と、わずかながら下落を記録した。

(画像はプレスリリースより)
(出典:アットホーム調べ)


外部リンク

アットホーム株式会社 プレスリリース
https://athome-inc.jp/


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