分譲マンション賃料、首都圏と中部圏は5ヵ月連続で上昇、近畿圏も高い上昇率不動産投資ニュース.com

分譲マンション賃料、首都圏と中部圏は5ヵ月連続で上昇、近畿圏も高い上昇率

　2023年4月15日 02:15

分譲マンションの月額募集賃料を行政区単位に集計

株式会社東京カンテイは、2023年4月13日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／分譲マンション賃料月別推移』の同年3月版を発表した。

このリリースは、同社のデータベースに登録された分譲マンション（ファミリータイプ）の月額募集賃料を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。

1都3県の全てで賃料が上昇した首都圏

今回の発表によると、2023年3月の首都圏における分譲マンション賃料は、3476円／平米となった。前月比ではプラス0.7％となり、5ヵ月連続で上昇を果たしている。

都県別で見ると、東京都は前月比プラス0.8％の3947円／平米となり、6ヵ月連続上昇を達成。上昇傾向が続く埼玉県もプラス2.4％となる2024円／平米をマークし、2,000円台に乗った。神奈川県はプラス0.7％の2568円／平米、千葉県はプラス3.5％の1929円／平米で、共に前月に続き上昇している。

首都圏1都3県の全てで賃料が上昇したことについて同社は、平均築年数の若返り傾向や、季節的要因などが追い風になったと考察している。

近畿圏、2％台の高い上昇率を維持

2023年3月の近畿圏における分譲マンション賃料は、前月比プラス2.6％の2211円／平米となった。同圏では、築浅事例の増加により平均築年数が1.5年以上も若返り、主要エリアの賃料も上昇。これらの影響で、圏全体としても2％台の高い上昇率を維持する結果となっている。

中部圏の分譲マンション賃料は、前月比プラス2.3％の2006円／平米となった。築浅事例が急激に増加した愛知県も、プラス2.0％の2049円／平米をマーク。中部圏／愛知県は共に、5ヵ月連続の上昇を達成している。

（画像はプレスリリースより）