駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年4月18日、新京成電鉄・松戸駅~北初富駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
松戸駅、平均築年数が進みながら価格は2桁上昇
同社による今回の発表によると、新京成電鉄の松戸駅~北初富駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、131万円の松戸駅だった。同駅エリアは、平均築年数こそやや進んだものの、平均坪単価は前期の116万円から2桁の上昇を達成。事例数も前期より増えて、300件を突破している。
一方で、築古物件事例が増えたために価格が低下した駅も、今期の同線では目立つ。中でも八柱駅は、前期の99万円から87万円にまで下落し、その幅は12%にまで到達。くぬぎ山駅も、前期の99万円から97万円に下落し、2%の下落幅を示している。
上本郷駅、前期比38%プラス
大幅な上昇を果たした駅エリアとして同社は、上本郷駅に注目。同駅エリアは今期、前期比で38%プラスにあたる104万円にまで価格が上昇した。しかし同社は、同駅エリアの事例数が21件と少ない点を指摘し、価格の動きは個別事例の影響を受けた可能性を示唆している。
なお、新京成電鉄全線(松戸駅~京成津田沼駅)の平均坪単価は、112万円となった。前年と比較して、比率で13.8%、価格で13万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/新京成電鉄1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1170