2023年3月の新築木造一戸建て住宅平均価格、東京都は全都県が反転上昇不動産投資ニュース.com

2023年3月の新築木造一戸建て住宅平均価格、東京都は全都県が反転上昇

　2023年4月11日 07:00

条件を満たす木造新築物件の価格を集計

株式会社東京カンテイは、2023年4月6日、同年3月の新築木造一戸建て住宅平均価格を発表した。

ここでの「価格」は、「敷地面積が100～300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす木造新築物件の価格を集計し、主要都市圏・主要都市別の平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」を、推移の考察と合わせて毎月発表している。

首都圏の新築一戸建て住宅平均価格、4464万円

今回の発表によると、2023年3月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4464万円となった。前月比はプラス0.3％となり、再び反転上昇を果たしている。

都県別に見た場合、東京都は前月比プラス0.3％の5593万円で、神奈川県はプラス0.8％の4872万円で、共に反転上昇を達成。千葉県もプラス1.8％の3807万円で、2ヵ月連続下落から上昇へ転じた。埼玉県もプラス4.3％の3858万円となり、全都県が反転上昇を果たす結果となっている。

首都圏の動きについて同社は、神奈川県以外では平均土地面積や平均建物面積が縮小している点を指摘。実質的な価格上昇率はより大きいと考察している。

近畿圏と中部圏は下落

2023年3月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス1.2％の3508万円となった。大阪府がマイナス4.6％と下落したことが影響し、圏全体としても下落へ転じている。

中部圏は、前月比マイナス1.1％の3343万円となり、2ヵ月連続で下落。愛知県もマイナス1.5％の3544万円で2ヵ月連続下落を示したが、前年同月比はプラス3.6％をマークした。

宮城県は、前月比マイナス2.7％の3292万円で下落に転じた。福岡県は、プラス1.2％の3478万円で反転上昇を果たしている。

（画像はプレスリリースより）