「ZEH-M Oriented」認証を取得予定
株式会社新日本建物(以下、新日本建物)は5日、「ZEH-M Oriented」認証の取得を予定する資産運用型マンション「東新宿IIIプロジェクト」の開発に着手したことを発表した。
国は2030年度以降に新築される住宅に関し、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)基準の水準を満たした、省エネルギー性能を確保したものが100%になるよう目指す方針を示し、政府での閣議決定もすでに行っている。
こうした環境意識の高まりを受け、新日本建物も、より環境に配慮した持続可能な社会への貢献を果たすべく、ZEH評価基準の「ZEH-M Oriented」認証に対応した資産運用型マンションの設計・開発を推進することとした。
今回、発表された「東新宿IIIプロジェクト」はその第1号案件で、これを皮切りに同様のマンション開発を積極的に進めていくという。
新宿区で8階建て、全21戸の物件
「ZEH-M Oriented」とは、外壁など外皮の断熱性能などを大幅に向上させるほか、高効率な設備システムを導入することで、室内環境の快適性といった質を維持しつつ、大幅な省エネを実現、共用部を含むマンション全体での一次エネルギー消費量を大きく削減するタイプの住宅で、2016年省エネ基準の暖房・冷房・換気・照明・給湯といった各基準一次エネルギー消費量と比較した時、20%以上の削減が達成されている水準のものを指す。
20%以上の削減が、再生可能エネルギーなどを除いて実現されていることが求められるほか、強化外皮基準についても全住戸で一定の基準を満たすことが認証の条件になっている。
「東新宿IIIプロジェクト」は、新宿区余丁町に立地、東京メトロ副都心線・都営大江戸線「東新宿」駅から徒歩8分、都営大江戸線「若松河田」駅から徒歩5分というアクセス環境に、鉄筋コンクリート造、8階建てのマンション物件として開発される。
専有面積は654.04平米、間取りは1LDKと2LDKで、総戸数21戸の予定となっている。着工は2023年9月、2024年11月の竣工を目指す。
株式会社新日本建物 プレスリリース
https://www.kksnt.co.jp/ir/pdf/release/2023/223.pdf