駅エリアごとの平均坪単価として算出された「価格」
株式会社東京カンテイは、2023年4月11日、北総鉄道の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
千葉ニュータウン中央駅、18.0%も上昇
今回の発表によると、北総鉄道(京成高砂~印西牧の原)において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、174万円の京成高砂駅だった。同駅エリアは、前年の156万円から大幅な価格上昇を達成すると共に、事例数も増加。前期比で約2倍となる109件にまで、増加している。
同路線では今期、千葉ニュータウン中央駅が18.0%もの上昇を果たし、価格が100万円台に到達。秋山駅も価格が143万円から158万円へ上昇し、上昇率は10%台に達した。なお、白井駅と小室駅もそれぞれ50%増/30%増と大幅な上昇を示したが、この動きについては個別事例の影響によるものと同社は分析している。
築古物件が増加して価格が低下した東松戸駅
今期の同路線では、東松戸駅だけが価格低下を示した。同駅エリアでは今期、平均築年数が約5年進むほど築古物件が増加。この影響を受ける形で、9.3%下落となる156万円をマークしている。
なお北総鉄道全線における中古マンションの平均坪単価は、118万円となった。前年と比較して、比率で21.7%、価格で21万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/北総鉄道 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1168