駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年5月30日、JR山手線・東京駅~新大久保駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
12%台の価格上昇を達成した新橋駅と東京駅
今回の発表によると、JR山手線の東京駅~新大久保駅間において中古マンションの価格が最高値となったのは、607万円の新橋駅だった。次点につけたのは580万円の東京駅であり、両駅エリアは共に12%台の価格上昇を達成。ただし同社は、両駅の事例数が他駅より少ない点を指摘している。
今期の同区間では、全ての駅で価格が前年より上昇しており、半数近くは2桁上昇もマークした。中でも高い上昇を果たした駅エリアとして、同社は恵比寿駅と原宿駅に注目。恵比寿駅は前年比14.3%、原宿駅は12.6%という高い上昇率で、共に反転上昇を達成している。
事例数の大幅増加が目立つ東京駅~新大久保駅間
同社は、今期の同区間で事例数の大幅増加が目立つことにも着目している。田町駅/品川駅/五反田駅/目黒駅/恵比寿駅では、前年比で事例数が100件以上増加。特に目黒駅は649件から915件へと大幅な増加をマークしており、平均坪単価も10.2%上昇している。
なおJR山手線全線(品川駅~田端駅~東京駅~品川駅と循環する環状線)における中古マンションの平均坪単価は、396万円となった。前年と比較して、価格で29万円、比率で8.0%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR山手線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1187