駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年6月13日、都営地下鉄三田線・目黒駅~巣鴨駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
目黒駅と巣鴨駅が価格上昇、白金台駅は下落
今回の発表によると、都営地下鉄三田線の目黒駅~巣鴨駅間において中古マンションが最高値となったは、659万円の大手町駅だった。同駅エリアは、前年の527万円から100万円以上の価格上昇をマーク。ただし同社は、同駅の事例数が少ないことを指摘し、個別事例が価格上昇に影響した可能性を示唆している。
今期の同区間では、平均築年数がやや若返った目黒駅が価格上昇を果たし、前期比10.2%増となる431万円をマークした。また、平均専有面積が10平米増加した巣鴨駅は、価格も260万円から296万円へ上昇。一方、80平米を超えるファミリー向け物件が多い白金台駅は、築古化が進んだために590万円から579万円へと下落している。
三田線全線の平均坪単価は、347万円
今期の同区間では、大手町駅に加えて御成門・神保町・水道橋の計4駅が大幅な価格変動を示した。この変動について同社は、大手町駅と同様に個別事例の影響が出た可能性を指摘。4駅はいずれも事例数が少ないため、平均坪単価の大幅な上昇・下落につながったと考察している。
なお都営地下鉄三田線全線(目黒駅~西高島平駅)における中古マンションの平均坪単価は、347万円となった。1年前と比較して、価格で20万円、比率で6.0%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/都営地下鉄三田線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1194