野村不動産ソリューションズとMILIZEが共同開発、顧客向けに提供開始
野村不動産ソリューションズ株式会社(以下、野村不動産ソリューションズ)と株式会社MILIZE(以下、MILIZE)は7月4日、両社で共同開発した資産シミュレーションサービスサイトの「不動産・金融ナビ」を正式リリースしたと発表した。
野村不動産ソリューションズを通じ、不動産購入を行った顧客向けに提供されるもので、購入後の資産運用・管理をサポート、多角的なシミュレーションが行えるようになっている。
「不動産・金融ナビ」では、下記のようなサービスを利用できる。まず「ライフプランシミュレーション」として、自身の人生において見込まれるさまざまなライフイベントをベースに、必要な費用を想定しつつ、MILIZEの有する平均的給与曲線や教育費出費などのデータを反映させ、資産状況をシミュレーションすることが可能になった。
ユーザーごとに全く異なるシミュレーション結果が算出されるため、将来のライフプランを再設計したり、住宅ローンの繰上返済を検討したり、老後資金の積立開始時期として適切なタイミングを考えるといったことに使える。
今月中旬以降、さらに機能を拡充
また、今月中旬以降には「積み立てシミュレーション、取崩しシミュレーション」も可能になる。こちらでは住宅ローンの繰上返済積立や、将来に向けた老後資金の確保、運用シミュレーションで、具体的な長期計画を立てていくことができる。
老後資金にかかる不安解消も図れ、資産を守りつつ貯蓄を取崩す、取崩し額のシミュレーションも自在に実行できるとされる。
さらに「投信ロボアド(積立ポートフォリオ診断)」サービスも開始される。いくつかの質問に答えていきさえすれば、AIがリスク許容度を判定、ユーザー個々の状況に応じた投資資産の配分提案が受けられる。
野村不動産ソリューションズでは、今年4月3日から、住信SBIネット銀行を所属銀行とする銀行代理業を開始、「ノムコムNEOBANK」で預金や決済、住宅ローンなどのサービスも提供してきた。
この「ノムコムNEOBANK」口座開設とあわせ、「不動産・金融ナビ」の会員登録を行うと、所有する不動産のリフォームに向けた積立や買い換え積立など、不動産関連のライフプラン提案から資産寿命延長まで、幅広いサービスが受けられるようになるという。
同社では今後、MILIZEの有するFintechソリューション技術を活かした各種シミュレーションなどで、顧客の資産形成・投資運用などを手厚くサポートしていくとしている。
株式会社MILIZE プレスリリース
https://milize.co.jp/news/20230704_5545