クラウドベースで簡単管理、効率良く質を向上
株式会社FLINTZ(以下、FLINTZ)は6月20日、ビル物件の管理における日常業務を効率化できるクラウドベースのDXサービス「ビルカン」をリリースした。煩雑な管理業務の効率化と品質向上に寄与するツールで、手間なく入居者満足度の向上や稼働率の改善を実現できると考えられる。
「ビルカン」は、ビル物件の管理業務における報告書の作成や管理をクラウド上で実行できるプラットフォームサービス。従来、紙媒体での書類作成で進めることが一般的であったが、これでは書類の作成はもちろん、確認や管理に多大な手間が発生し、必要な時に必要な書類を探し出すにも多くの時間を要するなど、効率性の面で問題があった。
すでにβ版を試用した不動産企業からは、報告書の作成・確認にかかる時間の50%削減を達成した、書類の検索にかかる時間は99%削減できた、現場からの情報共有に要する時間も43%削減できたといった実績が報告されているという。
業界初!図面上で設備不具合や修繕履歴を確認可能
「ビルカン」には、クラウド上で表示した物件の図面で、設備不具合や修繕履歴などを一元管理、すぐに確認できる機能も搭載されている。これは「ビルカン」独自の機能で、現在FLINTZが特許を出願中という。
これまで紙の図面上に手書きで示したり、そもそも図面と組み合わされることがなく文章で記録が残されているだけであったりしたこれらの情報が、確実に、クラウドで一元管理可能となるメリットは大きい。気になった際に毎回現場へ足を運ぶ必要性もなくなる。
「ビルカン」では、建物や設備に異常が生じた場合、図面の該当箇所へ自由にピンを打つことができる。打ったピンは報告書データや画像データと紐づけ可能で、これにより建物状態や修繕履歴などが画面ですぐに確認できるものとなった。
物件管理は手間のかかる工程が多くあるが、まだまだDX化が進んでいない分野といえる。「ビルカン」はそうしたこの業界のDX推進の一助となるだろう。
株式会社FLINTZ プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000003.000097477.html