駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年6月20日、都営地下鉄三田線・西巣鴨駅~西高島平駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年2月から4月までの3ヵ月間に行われている。
最高値を示したのは、278万円の西巣鴨駅
今回の発表によると、都営地下鉄三田線の西巣鴨駅~西高島平駅間において中古マンション価格が最高値を示したのは、278万円の西巣鴨駅だった。同駅エリアは今期、価格上昇こそ達成したものの、上昇幅はプラス0.4%に留まった。2桁レベルの上昇をマークした前期と比較すると、上昇幅は縮小している。
同社は今期の同区間について、全12駅のうち5駅が下落した点に着目。中でも、同区間で事例数が最多の志村三丁目駅が下落へ転じ、また駅周辺に大規模団地が並ぶ高島平駅が2桁の下落を示した点に、注目している。なお、やはり下落した新高島平駅と西高島平駅については、事例数の少なさを指摘している。
200万円台に近付く勢いを見せた西台駅
同区間では今期、西台駅が上昇を果たした。同駅エリアは、前期は185万円から178万円へ下落したものの、今期は192万円にまで上昇。上昇幅は7.9%に達し、200万円台に近付く勢いを見せている。やはり前期に2.5%マイナスで下落した新板橋駅は、今期は横ばいを示した。
なお、都営地下鉄三田線全線(目黒駅~西高島平駅)の平均坪単価は、347万円となった。前期と比較して、価格で20万円、比率で6.0%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/都営地下鉄三田線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1199