首都圏・近畿圏・中部圏と主要都市の価格を調査
東京カンテイは7月21日、2023年6月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。
三大都市圏と主要都市における中古マンションの価格を調査し、70平方メートルに換算したレポートである。
首都圏では東京都と神奈川県が弱含み
首都圏の中古マンションにおける70平方メートル当たりの価格は、前月比0.1%下落の4,834万円だった。わずかな下落ではあるが、4か月連続のマイナスとなった。
都県別では、東京都は同0.4%下落の6,427万円。神奈川県も同0.1%下落の3,668万円となったが、年初以来3,600万円台半ばの水準を維持している。
埼玉県は同0.2%上昇の3,034万円。千葉県は同0.9%上昇の2,806万円と続伸したのの、依然として1月~2月に記録したピークを下回っている。
近畿圏は大阪府の価格低下が続く
近畿圏における70平方メートル当たりの価格は、前月比0.1%上昇の2,901万円だった。
エリア別では大阪府が0.1%下落の3,092万円と依然として弱含んでおり、年明けからの水準低下に歯止めが掛からない。これに対して、兵庫県は0.2%上昇の2,541万円と、引き続き上昇した。しかし1月にピークを記録して以降は、それを下回る状況が続いている。
中部圏は3か月連続で下落
中部圏における70平方メートル当たりの平均価格は、前月比0.4%下落の2,283万円だった。3か月連続で下落している。
愛知県では0.2%上昇の2,439万円と、3か月ぶりに上昇した。しかしながら、4月の水準には届かなかった。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/c202306.pdf