中古マンションの価格変動を天気マークで表示
株式会社東京カンテイは、2023年7月26日、同年6月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、中古マンション(ファミリータイプ)の70平米換算価格を全国で毎月集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示は行われている。
「天気」悪化エリア、9地域から11地域に増加
今回発表された2023年6月度の『中古マンション価格天気図』によると、同月は「晴」を示すエリアが21地域から16地域に減少した一方、「薄日」は10地域から18地域に急増した。「曇」は8地域から4地域に、「小雨」は7地域から6地域に、それぞれ減少。「雨」を示すエリアは、1地域から3地域に増加している。
同社によると、2023年6月は中古マンション価格の下落傾向が全国的に継続し、「天気」の悪化を示すエリアは9地域から11地域に増加した。価格の下落傾向は東北地方で特に顕著であり、地方4大道県においても以前から悪化傾向にあった北海道/宮城県に加え福岡県も「天候」が「薄日」に悪化している。
首都圏の70平米換算価格、0.1%下落
2023年6月度『中古マンション価格天気図』の発表では、「天気」の元データとなる中古マンションの70平米換算価格の公開および考察も行われている
同月において首都圏全体の中古マンション70平米換算価格は0.1%下落し、4ヵ月連続下落を示すに至った。一方、近畿圏平均は0.1%上昇を達成。中部圏は0.4%下落となり、3ヵ月連続で下落する結果となっている。
(画像はプレスリリースより)
2023年6月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/