首都圏などの不動産流通市場の最新動向を発表
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は12月11日、2023年11月度の「月例マーケットウオッチ」を発表した。
首都圏及び札幌市・仙台市における 11月度の不動産流通市場の動向をまとめたレポートである。
首都圏の中古マンション価格3.7%上昇
月例マーケットウオッチによると、11月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比3.7%増の2,900件だった。6か月連続で前年同月を上回った。
成約平米単価は同7.6%上昇の74万9,800円、成約価格は同7.1%上昇の4,731万円となった。成約平米単価は2020年5月から43か月連続、2020年6月から成約価格は42か月連続で上昇している。
首都圏全地域で平米単価が上昇
首都圏の地域別の中古マンション成約平米単価は、以下の通りである。
東京都区部は、前年同月比6.8%上昇の110万2,800円。43か月連続で上昇している。
東京都多摩は、同8.9%上昇の54万4,700円。5か月連続の上昇となった。
埼玉県は、同2.1%下落の40万200円。再び下落へと転じた。
千葉県は、同10.3%プラスと2ケタの上昇を示し、38万4,700円。40か月連続の上昇である。
横浜・川崎市は、同3.0%上昇の63万6,500円だった。5か月連続で上昇している。
神奈川県他は、同0.5%上昇の40万2,700円となった。ほぼ横ばいながら、2か月連続の上昇である。
(画像は「月例速報MarketWatchサマリーレポート(2023年11月度)」より)
月例速報MarketWatchサマリーレポート(2023年11月度)-公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202311_summary.pdf