新築木造物件の価格を全国で集計
株式会社東京カンテイは、2024年2月8日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年1月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を全国で集計し、エリア毎に算出した平均価格の推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
共に上昇した首都圏と近畿圏
今回の発表によると、2024年1月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス1.3%の4563万円となり、2ヵ月連続上昇を果たした。都県別に見ると、東京都がプラス2.1%の5530万円と再び反転上昇をマーク。一方で神奈川県と千葉県は下落に転じたが、埼玉県は連続上昇を達成している。
近畿圏の新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス1.7%の3676万円となり、反転上昇を達成。主要府県別に見ると、大阪府はマイナス3.1%の3813万円で下落に転じたものの、京都府はプラス5.3%で連続上昇をマークした。兵庫県も反転上昇を果たしてことで、圏全体も上昇を示すに至っている。
中部圏は下落、しかし愛知県は反転上昇
中部圏における2024年1月の新築一戸建て住宅平均価格は、前月比マイナス1.0%の3291万円となり、2ヵ月連続で下落する結果となった。一方、愛知県はプラス0.3%の3531万円で反転上昇をマークしている。
宮城県は、分譲戸数は前月比でも前年同月比でも減少が続いているが、価格は前月比プラス4.6%の3431万円で反転上昇を果たした。福岡県も、戸数は大きく減少したが、価格はプラス1.7%の3557万円と上昇に転じている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202401.pdf