物件価格を集計し、平均価格の推移を考察
株式会社東京カンテイは、2024年4月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年3月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格をエリア別に集計し、平均価格の推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
首都圏と近畿圏、共に上昇
今回の発表によると、2024年3月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス0.2%の4428万円をマークした。同圏では、主要エリアである東京都がプラス5.9%、神奈川県もプラス2.7%で反転上昇を達成。しかし千葉県と埼玉県は下落が続き、圏全体の上昇率も小幅に留まる結果となった。
近畿圏の平均価格は、前月比プラス2.6%の3719万円となった。同圏では、主要エリアである大阪府がプラス5.2%で連続上昇をマークし、価格も2014年4月の集計開始以降初の4000万円台に到達。兵庫県が反転上昇を果たしたことも影響し、圏全体としても上昇へ転じている。
中部圏、3ヵ月連続下落から13.2%上昇へ
2024年3月の中部圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3719万円となった。3ヵ月連続下落から大きく反転し、前月比プラス13.2%もの上昇を果たしている。愛知県は、プラス0.2%の3560万円で3ヵ月連続上昇をマークした。
宮城県は前月比マイナス2.6%の3393万円で下落に転じ、分譲戸数も6ヵ月ぶりに200戸を下回るなど下落傾向が続いている。福岡県は、戸数こそ前月の反動で大きく減少したが、価格はプラス1.9%の3547万円で反転上昇を果たした。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 3月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202403.pdf