家賃高騰が止まらない！東京23区3.2万円、福岡市は120％上昇-LIFULL最新レポート

株式会社LIFULLが運営する情報サイト「LIFULL HOME'S PRESS」は、4月25日、2024年1～3月賃貸市場動向をまとめた「LIFULL HOME'Sマーケットレポート」を公開した。

レポートでは、LIFULL HOME'Sに掲載された物件データおよびユーザーから反響のあった物件データを基に、各市場における賃料動向を分析している。

2024年1～3月の家賃動向は依然として上昇傾向にあり、東京23区におけるファミリー向け物件の掲載平均賃料は、この1年間で3.2万円上昇という著しい伸びを示した。

シングル向け物件も初めて10万円を超え、高い水準が続いている。

なお、これらの掲載賃料は、新たな入居者を募集する際の賃料を指す。すでに入居中の場合は、更新時の引っ越し検討の際に、同条件の賃料水準が現在より高くなるケースも多いだろう。今後も募集賃料のみの上昇が続けば退去が減り、入居期間が長期化する可能性もありそうだ。

ファミリー向け賃貸物件の掲載平均賃料の動向で特筆すべきが、福岡市である。

2023年1～3月頃より掲載賃料は上昇基調で推移し、2024年1～3月にはその上昇幅がさらに拡大した。

2024年3月の掲載賃料は前年比120.1％上昇し、東京23区の117.8％を上回る上昇率となった。

福岡市は2024年3月に発表された公示地価においても、市町村平均が前年比110.7％で政令市中トップの上昇率を記録している。

2023年の世代別移動人口でも、福岡県はファミリー需要が大きい35歳以上が転入超過となっており、これらの要因が相まってファミリー向け賃貸物件の賃料上昇につながっていると考えられる。

LIFULLでは、首都圏や福岡以外の近畿圏や愛知、札幌、仙台、広島エリアの賃貸市場動向も詳しく分析している。

（画像はプレスリリースより）




株式会社LIFULLのプレスリリース
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