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2024年07月27日(土)
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24年4月首都圏既存マンションの成約数、2桁増で11カ月連続プラス

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24年4月首都圏既存マンションの成約数、2桁増で11カ月連続プラス

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東日本レインズが最新のマーケットデータを公開
公益財団法人東日本不動産流通機構(以下、東日本レインズ)は10日、首都圏及び札幌市、仙台市における2024年4月度の不動産流通市場動向をまとめた最新レポートの公開を開始した。

首都圏既存物件市場
2024年4月の首都圏一都三県における既存(中古)マンションの成約件数は3,251件で、前月に比べると14.7%の減少になったものの、前年同月比では10.1%の増加と、2桁増を記録したほか、今回で11カ月連続のプラスになった。

新規登録件数は16,902件で、前月に比べ0.3%と微増したが、前年同月に比べると2.1%の減少になっている。これにより、在庫件数は46,027件となって、前月に比べ0.7%減少、前年同月比では0.9%の増加となった。ほぼ横ばいながら、27カ月連続で前年同月の水準を上回るものとなっている。

成約件数を地域別に分析すると、東京都は全体で1,812件、前年同月より16.2%の増加となった。とくに東京都区部の伸びが大きく、1,515件で前年同月比19.0%になっている。多摩は297件で、前年同月比3.8%の増加だった。

埼玉県は348件で、前年同月に比べ8.1%の増加だが、前月比では20.9%のマイナスと、大幅に低下した。千葉県は373件で、前年同月比2.2%の増加、こちらも前月に比べると14.4%の減少となる。

神奈川県は全体が718件で、前年同月比1.4%の増加、横浜市・川崎市エリアがプラス傾向を支えており、540件で前年同月比5.9%の増加となった。一方、神奈川県他では、176件にとどまり、前年同月比で10.1%の減少、前月比では23.9%もの減少になっている。唯一前月比・前年同月比ともマイナスのエリアとなったほか、いずれも2桁減で成約が進んでいない状況がうかがわれる。

首都圏既存物件市場
中古マンションの平米単価については、成約平米単価が78.08万円で、前年同月比11.3%の2桁上昇を記録した。このプラス傾向は2020年5月から48カ月連続ともなっている。前月比でも2.9%の上昇がみられた。

新規登録平米単価は73.70万円と、前年同月比で0.1%の下落、ほぼ横ばいながら3カ月ぶりのマイナスになった。前月比でも0.2%のマイナスとわずかに下落している。

在庫平米単価は71.70万円で、前年同月比3.0%の下落、前月比でも0.4%の下落となった。

成約平米単価を地域別にみると、前年同月比では全エリアで上昇傾向となっている。東京都区部は113.08万円で前年同月より8.3%上昇、前月比でも3.3%アップした。多摩は53.49万円で、前年同月より4.2%上昇、ただし前月比では3.0%の下落になった。

埼玉県は42.05万円で、前年同月に比べ4.9%の上昇、前月の微減から再び上昇に転じた。千葉県は41.05万円で、前年同月に比べ11.3%の上昇と、全エリア中最大の伸びを記録している。

神奈川県では横浜市・川崎市が64.88万円で、前年同月より9.2%上昇、前月比でも0.7%の上昇となった。神奈川県他は42.29万円で、前年同月比では4.6%の上昇ながら、前月に比べると3.2%低下している。

首都圏既存物件市場
中古戸建の成約も順調、件数は2桁増
2024年4月における首都圏の中古戸建住宅では、成約件数が1,223件となり、前年同月に比べて14.2%の増加になった。2桁増でまとまった伸びがみられるほか、これで5カ月連続のプラス基調となっている。ただし前月比では9.3%の減少と、2カ月ぶりのマイナスになった。

新規登録件数は6,317件で、前年同月より11.6%増、前月比でも0.5%とわずかながら増加した。これにより在庫件数は21,520件となり、前年同月比で26.1%の増加になっている。前月比でも0.7%アップした。

成約件数を地域別に分析すると、東京都は388件で、前年同月より13.8%増加した。前月比では16.7%のマイナスだが、なお活発な成約活動が進んでいる。東京都区部が231件で、前年同月より15.5%の増加、多摩は157件で、前年同月比11.3%の増加だった。

埼玉県は246件で、前年同月より16.0%増加、前月に比べると12.8%の減少だが、こちらも前年比で2桁増を保っている。千葉県は247件で、前年同月より13.3%の増加、前月比では15.4%の減少だった。

神奈川県は、全体で342件と前年同月より14.0%増加、前月比でも10.7%増加した。横浜市・川崎市が190件で、前年同月より15.2%増加し、前月比でも13.8%アップしている。神奈川県他は152件で、前年同月より12.6%の増加、前月比で7.0%の増加だった。

首都圏既存物件市場
中古戸建住宅の価格に関しては、成約価格が4,035万円で、前年同月より4.4%上昇している。3カ月連続のプラスとなったが、前月比は2.5%のマイナスになった。

新規登録価格は4,385万円で、前年同月に比べ2.4%下落した。前月に比べると1.4%上昇している。在庫価格は4,345万円で、前年同月より4.4%下落、前月比でも0.3%とわずかながらマイナスとなった。

地域別の成約価格では、東京都区部が7,014万円で、前年同月より15.0%の2桁アップ、前月よりも1.3%上昇している。一方、多摩は3,858万円で、前年同月より5.2%下落、前月比では10.1%の2桁減と対照的な結果になった。

埼玉県は2,446万円で、前年同月より2.6%下落、前月比でも7.3%のマイナスとなった。千葉県は2,496万円で、前年同月より0.7%とほぼ横ばいながらマイナスになっている。前月に比べても6.1%の下落だった。

神奈川県では横浜市・川崎市エリアが4,645万円で、前年同月より1.3%の下落、前月比も8.8%の下落になっている。これに対し、神奈川県他は4,002万円で、前年同月より10.5%上昇、前月比でも17.5%の上昇と両方が2桁増になった。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

公益財団法人東日本不動産流通機構 プレスリリース(月例速報マーケットウォッチ2024年4月度公開資料)
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202404_summary.pdf

公益財団法人東日本不動産流通機構 ホームページ
http://www.reins.or.jp/

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