中古マンションの成約件数3ケタ増
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は5月14日、「月例速報 Market Watch サマリーレポート (2021年4月度)」を発表した。
レポートによると4月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比110.4%増の3428件。前年同月は新型コロナウイルス感染症の影響で市場は大幅に縮小したため、3ケタの大幅増となった。
しかしながら一昨年同月の2019年4月の3440件と比較すると、0.3%の減少にとどまっており、コロナ禍以前の水準に戻ったといえそうだ。
成約平米単価は、前年同月比16.1%上昇の59.10万円。成約価格は、前年同月比19.5%上昇の3826万円だった。成約平米単価は12か月連続、成約価格は11か月連続で前年同月を上回っている。
専有面積は64.74平米となり、前年同月比で2.9%拡大している。
地域別の中古マンション市場の動向
地域別の成約件数は、すべての地域が前年同月比で80%~140%台の大幅な増加を示した。
成約平米単価もすべての地域が前年比で上昇し、「東京都区部」は12か月連続、「横浜・川崎市」と「埼玉県」は11か月連続、「千葉県」は9か月連続で前年同月を上回った。
(画像は「月例速報 Market Watch サマリーレポート(2021年4月度)」より)
月例速報 Market Watch サマリーレポート(2021年4月度)- 公益財団法人 東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/mw_202104_summary.pdf