中古木造物件を対象として、価格を集計
株式会社東京カンテイは、2021年7月8日、同年6月における主要都市圏の中古木造一戸建て住宅平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、敷地面積が100平米~300平米かつ最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内といった条件を満たす中古木造物件を対象として、集計されたもの。同社は、この「価格」を推移するプレスリリースを毎月発表している。
5ヵ月ぶりに下落へ転じた首都圏
発表されたプレスリリースによると、2021年6月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3206万円となった。前月比ではマイナス1.7%となり、5ヵ月ぶりに下落へ転じている。
都県別に見ると、東京都は前月比マイナス4.0%の4972万円となり、2ヵ月連続で下落。また、千葉県はマイナス1.4%の2382万円、埼玉県はマイナス4.4%の2383万円となり、共に下落へ転じた。一方、神奈川県はプラス1.8%の3449万円となり、2ヵ月連続の上昇を果たしている。
反転上昇を達成した近畿圏と中部圏
2021年6月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、前月比プラス2.0%の2588万円となった。京都府が大幅な反転下落を示した一方で、大阪府と兵庫県が上昇を達成し、圏全体としても上昇へ転じている。
中部圏は、前月比プラス1.4%の2345万円となり、反転上昇を達成。愛知県もプラス1.8%の2886万円となり、やはり上昇へ転じている。
福岡県は、前月比マイナス4.4%の2202万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じた。しかし前年同月比はプラス3.5%であり、上昇傾向を維持している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 6月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202106.pdf