住宅地指数は減少し戸建住宅とマンションは増加
国土交通省は5月31日、「不動産価格指数」を公表した。
2010年の不動産の平均価格を100として指数化したデータで、今回公表されたのは2021年3月の「住宅の価格指数」と、2021年第1四半期の「商業用不動産の価格指数」の速報値である。
これによると3月における住宅総合の価格指数は、前月比で0.2%増加し、117.2となった。
内訳をみると住宅地は前月比2.1%減の100.0、戸建住宅は前月比0.3%増の103.9、マンション(区分所有)は前月比0.6%増の160.0。全てで増加している。
東京都の住宅総合価格指数は133.3
都市圏別の住宅総合の価格指数は、以下の通りとなった。
南関東圏は前月比0.2%増の121.2。このうち住宅地は同1.6%減の105.9、戸建住宅は同0.5%増の103.7、マンションは同0.3%増の153.5。
名古屋圏の住宅総合は同1.3%増の110.6。このうち住宅地は同2.4%増の96.3、戸建住宅は同1.5%増の105.8、マンションは同0.3減の161.6。
京阪神圏の住宅総合は、同0.7%減の120.7。このうち住宅地は同2.5%増の106.4、戸建住宅は同0.2%減の105.0、マンションは同0.8%減の164.0。
都府県別では、東京都の住宅総合が同1.0%増の133.3。このうち住宅地は同1.0%減の113.7、戸建住宅は同4.4%増の114.7、マンションは同0.5%減の159.6。
愛知県の住宅総合は同0.7%増の113.4。このうち住宅地は同1.3%増の96.3、戸建住宅は同1.7%増の107.7、マンションは同0.1%減の165.6。
大阪府の住宅総合は同0.3%増の120.5。このうち住宅地は同1.2%増の107.3、戸建住宅は同1.8%増の103.6、マンションは同+2.8%減の161.7。
商業用不動産の総合指数は123.0
第1四半期における商業用不動産の総合指数は、同0.9%増の123.0だった。
このうち店舗は同0.8%減の135.5、オフィスは同3.4%増の147.5、マンション・アパート(一棟)は 同0.2%増の139.2である。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/common/001411093.pdf