集計は、2021年4月から6月までに実施
株式会社東京カンテイは、2021年8月3日、JR山手線・高田馬場駅~神田駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
最高値を示したのは、386万円の神田駅
今回の発表によると、JR山手線の高田馬場駅~神田駅間において中古マンション価格が最高値を示したのは、386万円の神田駅だった。同駅エリアは、平均坪単価は上昇したものの、築古物件の取引は増加。もともと事例数が少ないため、個別事例の影響によって今回の価格上昇が生じたと同社は分析している。
同区間では今期、全駅において平均坪単価が上昇。中でも巣鴨駅/田端駅/日暮里駅/鶯谷駅/御徒町駅は、前期の下落から一転して2桁の上昇を達成するに至った。御徒町駅は特に好調であり、19.5%もの上昇を果たしたが、この動きについても同社は個別事例が影響した可能性を指摘している。
堅調ぶりを示した池袋駅
同区間ではまた、池袋駅が堅調ぶりを示した。同駅は、JR線に加えて西武池袋線/東武東上線/東京メトロ丸の内線/有楽町線など多数の路線が乗り入れるターミナル駅であり、事例数も同区間最多となる437件。平均坪単価はプラス6.2%の上昇を果たしている。
なお山手線全線(品川駅~東京駅~品川駅を回る環状線)における中古マンション平均価格は、356万円となった。前年と比べて、価格で24万円、比率で7.1%の上昇を示している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR山手線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/921