住宅総合の価格指数は117.2
国土交通省は7月30日、「不動産価格指数」を公表した。
2010年の不動産の平均価格を100として指数化したデータで、今回公表されたのは2021年4月の「住宅の価格指数」と、2021年第1四半期の「商業用不動産の価格指数」の季節調整値である。
これによると4月における住宅総合の価格指数は、前月比0.7%増の117.2だった。
内訳では住宅地が同0.9%の101.7、戸建住宅は同0.3%減の103.6、マンション(区分所有)は同1.2%増の161.3となっている。
東京都の住宅総合価格指数は同0.7%減
都市圏別における住宅総合の価格指数は、以下の通りである。
南関東圏は前月比0.6%増の121.2。このうち住宅地は前月と変わらず105.5、戸建住宅は同0.6%減の102.5、マンションは同1.4%増の155.4。
名古屋圏の住宅総合は同0.3%増の112.1。このうち住宅地は同0.7%減の97.0、戸建住宅は同0.5%増の107.6、マンションは同1.5%増の160.8。
京阪神圏の住宅総合は、同1.6%増の122.1。このうち住宅地は同1.6%増の108.5、戸建住宅は同0.8%減の104.2、マンションは同1.1%増の164.4。
都府県別では、東京都の住宅総合が同0.7%減の131.2。このうち住宅地は同3.0%減の109.3、戸建住宅は同4.6%減の107.2、マンションは同1.6%増の161.9。
愛知県の住宅総合は同0.8%増の115.6。このうち住宅地は同2.1%増の100.5、戸建住宅は同2.1%減の106.0、マンションは同1.3%増の166.6。
大阪府の住宅総合は同4.7%増の125.7。このうち住宅地は同11.3%増の121.5 、戸建住宅は同1.1%減の101.6、マンションは同3.2%増の165.9。
商業用不動産の総合指数は122.8
第1四半期における商業用不動産の総合指数は、前月比0.8%増の122.8だった。
このうち店舗は同1.8%減の134.1、オフィスは同3.1%増の147.1、マンション・アパート(一棟)は 同0.6%増の140.0である。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/common/001416477.pdf