「雨」は2地域の減少、「曇」は横ばい
東京カンテイは9月30日、2021年8月の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国の中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を月ごとに集計し、その価格変動を「天気マーク」で表示したもの。
価格が上昇傾向を示していれば「晴」、やや上昇傾向であれば「薄日」、足踏み状態であれば「曇」、やや下落傾向であれば「小雨」、下落傾向を示していれば「雨」の天気マークで表示されている。
8月の価格天気図によると、「晴」は前月比1地域増加の27地域、「雨」は同2地域減少の2地域、「曇」は横ばいの2地域、「小雨」は同2地域増加の7地域、「薄日」は同1地域減少の9地域で、大都市圏はほぼ「晴」となった。
天候が「改善」した地域数は同4地域減少の6地域、「横ばい」は同7地域増加の31地域、「悪化」は同3地域減少の3地域である。
また47都道府県のうち前月比で価格が下落した地域数は、同1地域減少の12地域だった。
東京都の70平米換算の価格は5827万円
【三大都市圏】における中古マンションの70平米換算の価格は、次の通りとなった。
首都圏は前月比0.6%上昇の4243万円。都県別でみると、東京都が前月比0.5%上昇の5827万円、神奈川県が同1.7%上昇の3200万円、埼玉県は同1.7%上昇の2573万円。これに対して千葉県は同0.3%下落し、2342万円だった。
近畿圏は、同0.6%上昇の2634万円。県別では大阪府が同0.6%上昇の2859万円、兵庫県が0.7%上昇の2295万円と上昇したが、京都府は同1.5%下落の3271万円となり、中心府県では唯一のマイナスとなった。
郊外部は滋賀県が0.8%上昇の2412万円、奈良県は1.4%上昇の1422万円、和歌山県は3.0%上昇の1351万円となっている。
中部圏は同1.2%上昇の2141万円。県別では愛知県が1.4%上昇の2264万円、静岡県が2.4%下落の1766万円、岐阜県は0.1%上昇の1628万円、三重県は5.2%上昇の1857万円だった。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202108.pdf