住宅着工戸数は4.3%増の7万3178戸
国土交通省は10月29日、2020年9月の新設住宅着工の動向についてとりまとめた「住宅着工統計」を公表した。
これによると9月に新設された住宅の着工戸数は、前年同月比4.3%増の7万3178戸。7か月連続の増加となった。
9月の住宅着工戸数を利用関係別にみると、持家が同14.9%増の2万5659戸。11か月連続で増加している。
貸家は同12.8%増の、2万8254戸。こちらは7か月連続での増加となった。
分譲住宅の着工戸数は同14.9%減の1万8855戸。3か月振りに減少へと転じた。分譲住宅の内訳をみると、マンションが同39.4%減の7251戸で、2か月連続の減少。一戸建住宅は同14.6%増の1万1505戸。5か月連続の増加となった。
三大都市圏別の住宅着工戸数
三大都市圏別の住宅着工戸数は、以下の通りである。
首都圏は、前年同期比10.5%減の2万3080戸。このうち持家は同21.6%増の5477戸、貸家は同9.0%増の1万72戸、分譲住宅は同37.5%減の7463戸だった。
中部圏は、同13.8%増の8480戸。このうち持家は同7.7%増の3574戸、貸家は同15.5%増の2556戸、分譲住宅は同20.3%増の2288戸だった。
近畿圏は、同9.9%増の1万2436戸。このうち持家は同12.1%増の3382戸、貸家は同18.2%増の4980戸、分譲住宅は同3.4%増の3971戸となっている。
(画像はプレスリリースより)
国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_001015.html