中古マンション成約件数は3か月ぶりに前年同月を下回る
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は9月11日、「月例速報 マーケットウオッチ 2017年8月号」を発表した。
8月の首都圏中古マンションの成約件数は、2,265件、前年比5.0%減で、3か月ぶりに前年同月を下回った。中古戸建の成約件数は、804件、前年比9.6%減で、5か月連続で前年同月を下回っている。
中古マンション、成約平米単価、成約価格は56か月連続で前年比プラス
8月の首都圏中古マンションの成約平米単価は50.50万円/平米、前年比5.9%増、成約価格は3,238万円、同7.6%増でともに56か月連続で前年同月を上回った。
地域別中古マンション成約件数では、東京都区部は936件と前年比で4.0%減少し、4か月ぶりに前年同月を下回った。多摩は206件で前年比8.4%減少、4か月ぶりに前年同月を下回った。
神奈川県の横浜・川崎市は404件と前年比で8.0%減少。神奈川県他は131件、前年比15.5%減と2ケタ減となり、3か月ぶりに前年同月を下回った。埼玉県は275件、前年比で1.8%減少し、4か月ぶりに前年同月を下回った。千葉県は313件と前年比で1.0%増加した。
8月の中古戸建住宅の成約価格は2,953万円で前年比4.5%減少、7か月ぶりに前年同月を下回った。
東京都区部は120件、前年比29.0%減少と2ケタ減となり、7月に続いて前年同月を下回った。多摩は111件、前年比14.6%減少と2ケタ減の2ケタ減となった。
神奈川県の横浜・川崎市は126件、前年比で8.6%増加。神奈川県他は103件、前年比で9.6%減少し4か月連続で前年同月を下回った。埼玉県は148件、前年比13.5%と7月に続いて2ケタ減。千葉県は196件、前年比で3.7%増加となっている。
(画像は東日本不動産流通機構公式サイトより)
東日本不動産流通機構 「月例マーケットウオッチ」
http://www.reins.or.jp/trend/mw/index.html