中古マンションの売り希望価格をもとに算出
株式会社東京カンテイは、2021年10月19日、東京メトロ銀座線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年4月~6月までの3ヵ月間に実施されている。
600万円でトップを維持した青山一丁目駅
今回の発表によると、東京メトロ銀座線全線(渋谷駅~浅草駅)における中古マンションの平均坪単価は439万円となった。前年と比較して、価格で30万円、比率で7.4%の上昇をマーク。事例数は前年より226件減って1693件となり、平均築年数は24.7年から25.2年へ伸びている。
同線において今回価格が最高値を示したのは、659万円の青山一丁目駅。同駅エリアは、前年比ではマイナス4.2%となったものの、同線内では依然として唯一600万円に乗る形でトップを維持している。一方、渋谷駅はプラス10.2%の475万円をマーク。同駅の周辺は再開発が続いており、同社は今後のさらなる発展に期待している。
65.9%も上昇した赤坂見附駅
今回、大幅な上昇を果たしたのは赤坂見附駅だった。同駅エリアは、事例数が23件と少ないため個別事例が大きく影響し、前年比65.9%もの上昇をマーク。平均築年数も、前年の33.4年から14.1年にまで下がっている。
同社は、前年は数%のマイナスだった稲荷町駅/田原町駅/浅草駅が反転上昇を達成した点や、築古化が進んだ表参道駅が3.6%の減少を示した点にも注目している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ銀座線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/949