一定方針で受託資金をインドネシア金融商品に投資、運用
株式会社シ ノケングループは1日、同社傘下でインドネシアにおいてアセットマネジメント事業を展開している、現地法人PT. Shinoken Asset Management Indonesia(以下、SAMI)が、投資家と投資一任契約を締結して行う投資一任運用サービスを開始したことを発表した。
このサービスは、インドネシア現地の正式名称で「Kontrak Pengelolaan Dana(KPD)」と呼ばれるもの。投資家とファンドマネージャー間で決めた投資方針に従い、金融商品への投資を実行、運用を行うというスタイルで、投資家の嗜好に沿ったテーラーメイドな運用サービスを提供することを特徴とする。
規模の大小を問わず利用でき、法人でも個人でも可能、単独でも複数でも取り扱い可能とされるなど、多様なニーズに応じるカスタマイズ性の高さもポイントとなる。
インドネシア国内外に居住する外国人でも申し込みが可能となっており、SAMIはインドネシアで唯一、日系として投資運用業ライセンスを保有する事業者であるため、幅広い市場ニーズ、潜在ニーズに対応すべく、この投資一任運用サービスを開始することを決めたという。
REIT組成に向けた取り組みも
1号案件について、すでに投資家との契約締結のほか、インドネシア金融庁への登録も完了させており、投資家からの受託資金を、実際に株式や債券、定期預金などインドネシアの金融商品に投資、運用していくとしている。
さらにシ ノケングループでは、現在、SAMIがインドネシアにおける外資系企業としては唯一、REIT運営を企図した投資運用業ライセンスを有する事業者ともなっているため、その強みを活かし、シ ノケンがインドネシアの首都ジャカルタで開発するサービスアパートメント「桜テラス」を組み入れ物件とするREIT組成についても、積極的に検討を進めていることを明らかにした。
このほかインドネシア国内外から、数十~数百億円規模の大規模商業施設、物流施設、インフラなどの売り出し案件、出資案件の引き合いが複数あり、これらについても関係者と折衝を重ねつつ、REIT組成に向けた準備を着実に進めているという。
インドネシアは、現在世界第4位の人口を有し、豊富な資源を持つ国でもあるため、今後長期的に安定した成長が期待できる市場として注目されている。
シ ノケングループでは、こうした世界中からの投資需要が高まる注目のインドネシアにおいて、現地開発を推進するとともに、SAMIを通じた新たな投資商品やサービスの開発についても強化していく方針とした。
株式会社シ ノケングループによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000046438.html