収納スペースへの需要の高まりが顕著
テクノロジーの活用で円滑な不動産賃貸取引の実現支援を行うイタンジ株式会社は27日、同社が運営するセルフ内見型賃貸サイト「OHEYAGO」のTwitterフォロワーを対象とする、収納スペースについての意識調査を実施し、その結果をとりまとめて公開した。
調査は、2021年11月4日~2021年11月17日の期間、「OHEYAGO」の公式Twitterアカウントにおけるフォロワーを対象とし、単数回答式のインターネット・アンケートにより行ったもので、1,375の有効回答を得ている。
まず、現在の住まいにおいて、収納スペースの不足から購入を我慢しているものについて尋ねたところ、「衣類」が31.6%で最も多く、2位は「調理器具・調理家電」の22.6%、3位が「家具」の21.5%だった。
以下4位には「靴」の20.1%、5位が「家電(調理家電以外)」で19.5%、6位「本」の15.8%、7位に「インテリアグッズ」の15.2%などとなっている。
ちなみに「なし」と回答したのは26.1%で、このうち約6割は男性であったといい、とくに女性が収納スペースを必要としていることがうかがわれた。
上位のアイテムを見ると、衣類用クローゼットはもちろん、キッチン周りの収納や玄関収納の不足を感じている人が多いようだ。
住まいの収納スペースにおける満足度を尋ねた結果では、「とても満足している」人は10.5%で約1割、「やや満足している」人が29.2%で、合計39.7%の人はある程度の満足感をおぼえていた。
これに対し、「やや不満である」人は31.8%、「かなり不満である」人は10.1%だった。この2つの合計である41.9%の人は、一定以上の不満を感じていることになる。
「どちらともいえない」人は残る18.4%で、満足度として尋ねた場合、満足している人と不満のある人の割合に大きな差はみられなかった。
物件選びの優先順位、トップは立地も2位に収納
次に部屋を選ぶ際を想定し、収納スペースをどれくらい重視するか尋ねたところ、「とても重視する」人は41.3%、「やや重視する」人が46.8%で、合計88.1%もの人が重視する意向を示した。
「どちらともいえない」人は10.3%、「あまり重視しない」人はわずか1.6%で、多くの人が次回の部屋選びでは収納スペースを重視するとしている。
最後に、部屋を決める際の優先順位について、収納スペース、部屋のデザイン性、立地の中からトップに来るものはどれか選択してもらった。すると1位は「立地」で64.0%だったが、2位には「収納スペース」の21.6%が続いた。
14.4%の「部屋のデザイン性」を上回り、「収納スペース」が優先的にチェックされている。約9割の人が収納スペース重視で物件を考えたいとしつつ、優先順位になると、やはり「立地」には適わない結果であったが、かなり検討時のポイントとして収納が上位につけるものとなってきていることが分かった。
(画像はプレスリリースより)
イタンジ株式会社 プレスリリース
https://itandi.co.jp/press_releases/50