駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2022年3月1日、JR南武線・川崎駅~矢野口駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
25.9%という大幅上昇を果たした登戸駅
今回の発表によると、JR南武線の川崎駅~矢野口駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、336万円の武蔵小杉駅だった。同駅エリアは同区間において、前年/前々年に続いてトップの座を維持。価格も、同区間における唯一の300万円台を前年に続いて示している。
同区間では今期、個別事例による影響が懸念されるものの登戸駅が25.9%という大幅な上昇を果たした。また、前年は13.9%の下落を占めていた中野島駅が、今期は20.3%もの上昇を達成。平間駅も、下落していた前期から一転して13.3%の上昇をマークしている。
事例数が700件を突破した川崎駅
同区間では取引事例の多い駅は限られる点を、同社は指摘する。しかしその中にあって川崎駅は今期、事例数が700件を突破した。取引が活発になり、平均価格も前年に続いて7%台の上昇を示している。
なおJR南武線全線(川崎駅~立川駅)における中古マンションの平均坪単価は、217万円となった。前年と比較して、価格で23万円、比率で11.7%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR南武線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1001