価格の上昇は「晴」、下落は「雨」
株式会社東京カンテイは、2022年2月28日、プレスリリース『中古マンション価格天気図』の同年1月度版を発表した。
同リリースは、全国の中古マンション(ファミリータイプ)70平米換算価格を毎月集計し、その価格変動を「天気」で表すというもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示が行われている。
「晴」は24地域から23地域に減少
2022年1月度の『中古マンション価格天気図』によると、同月において「晴」は24地域から23地域に減少。「薄日」は9地域から10地域に増加し、「曇」は6地域で横ばいを示した。「小雨」が5地域から6地域に増加した一方で、「雨」は3地域から2地域に減少している。
同月に全国で「天候」が改善した地域の数は、5地域から7地域に増加した。しかし悪化も4地域から7地域に増加しており、横ばいが38地域から33地域に減少。「天候」の基準のひとつである前月比価格についても、下落を示した地域の数は16地域から22地域に増加している。
地方圏で価格の安定傾向/上昇が見られた
同リリースでは、「天候」の元データとなる中古マンション70平米換算価格の推移についても考察を行っている。
2022年1月の動きについて同社は、三大都市圏が安定を維持した一方で近畿圏の数府県および愛知県では弱含みが見られた点を指摘。また、東北/北陸地方以外の地方圏で価格の安定傾向/上昇が見られた点にも注目している。
(画像はプレスリリースより)
2022年1月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202201.pdf