ファーストロジックが投資用不動産の市場動向を発表
国内最大の不動産投資サイト「楽待」の運営を手がける株式会社ファーストロジック(以下、ファーストロジック)は13日、同サイトに掲載された物件データを基とする投資用不動産市場調査の最新結果を発表した。
今回公開されたのは、2022年1月1日~3月31日の期間を対象に調査したもので、同期間中に「楽待」サイトへ新規で掲載された全国の投資用不動産物件の動向をまとめている。
2022年1~3月期における区分マンションの平均物件価格は1,591万円で、前回の調査期間である2021年10~12月期に比べ、20万円下落、1,600万円を割り込む結果となった。1,500万円台となるのは、2020年4~6月期以来のことになる。2021年7~9月期には1,691万円であったため、この2期の間に約100万円の低下がみられた。
一方、表面利回りは7.32%で、前期である2021年10~12月期に比べ、0.15ポイント上昇した。価格の低下もあり、平均利回りは、小幅ながら3四半期連続の上昇となっている。
一棟アパートは価格が7,000万円超え
2022年1~3月期の一棟アパートにおける平均物件価格は7,004万円で、前期に比べ305万円の上昇となった。直近10年間でみても、高水準な物件価格になっている。
価格の上昇を受け、表面利回りは8.93%に低下した。前期比で0.11ポイント低下、9%台を割り込んだ。多少の変動はあるものの、長期的にみて、一棟アパートの表面利回りは、およそ横ばいから緩やかな低下傾向を続けている。
一棟マンションの2022年1~3月期における物件価格は、平均1億8,860万円で、前期より1,206万円下落、まとまった上昇をみせ、2億円台に乗った2021年10~12月期から再び下落し、同年7~9月期と同水準にまで低下した。
表面利回りは7.76%で、前期に比べ0.08ポイントの上昇と、微増している。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ファーストロジック プレスリリース
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