相続対策もできる「&FUND」新商品
投資用不動産を用いた資産運用コンサルティング事業を手がける大和財託株式会社(以下、大和財託)は15日、不動産小口化ファンド「&FUND」の新商品を5月10日12時より発売すると発表した。
「&FUND」は、現物不動産への投資を1口100万円に小口化し、投資家の不安を解消するだけでなく、顧客投資家の多様なニーズに柔軟に対応できるものとした大和財託の独自不動産小口化ファンド。
不動産特定共同事業法で定められる「匿名組合型」と「任意組合型」の両ファンドをラインアップすることで、資産運用にも相続対策にも利活用できる商品展開としている。
今回の新商品は、後者の「任意組合型」ファンドで、とくに相続対策を考える人に向く。厳選した都市圏の優良一棟不動産に参加者から1口100万円の出資を募り、出資比率に応じて大和財託を介し、共有持分と収益を得てもらう。
対象不動産は他の出資者と共同所有するものとなり、出資額に応じた配当金を得られるほか、保有する現金をこの不動産小口化商品に変えておくことで相続税評価額を圧縮、不動産税制の適用で相続対策とできる。
複数の相続人への相続もしやすいため、無用の争いを生みにくいと考えられる点でもメリットがある。
北池袋駅から徒歩5分以内の中古マンションが対象
発売される新ファンドでは、東京都豊島区にあるリノベーション済みの中古一棟マンション「テラスレジデンス北池袋」を運用する。
「テラスレジデンス北池袋」は、東武東上線北池袋駅から徒歩約4分の地にある5階建てのRC造マンション。外観・内装ともリノベーションが行われているため見た目に美しく、また外壁を含めたリノベーションを完了していることから、大規模修繕リスクの軽減も図られている。
近隣にはドラッグストアやスーパーなどの生活利便施設も充実しており、交通利便性と合わせ、優れた居住環境で賃貸住宅としての高いニーズが見込まれる。最寄り駅の隣駅は池袋駅で、複合型商業施設や百貨店も多く、大都市圏ならではのメリットも享受しやすい。
運用は大和財託グループ会社が一棟丸ごと借り上げて実施するマスターリース方式となり、配当金はその一括借り上げによる保証賃料を原資とするため、その安定性も期待できるとされる。
販売期間は2022年5月10日12時から2022年6月30日12時だが、先着方式であるため、締切より先に終了する場合もある。最低出資金額は1口の100万円、募集金額は1億4,000万円だ。
物件運用は2022年7月1日より開始し10年間実施、2032年6月30日までを予定する。表面利回りは税引前で年5.04%、実質利回りは年3.49%(税引前)となっている。
大和財託株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000037188.html