価格の上昇は「晴」、下落は「雨」
株式会社東京カンテイは、2022年4月27日、プレスリリース『中古マンション価格天気図』の同年3月版を発表した。
同リリースは、全国の中古マンション(ファミリータイプ)について70平米換算の平均価格を毎月算出し、その価格変動を天気マークで表示するというもの。価格の上昇は「晴」、下落は「雨」といった形で、「天気」の表示は行われている。
近畿圏と愛知県、北陸地方や四国地方が回復
今回発表された『中古マンション価格天気図』2022年3月版によると、同月には「晴」が22地域から25地域に増加した。一方、「薄日」は11地域から8地域に、「曇」は7地域から6地域にそれぞれ減少。「小雨」は2地域のまま変わらず、「雨」が5地域から6地域に増加している。
同月において「天気」が改善した地域数は7地域から4地域に減少したが、悪化も10地域から3地域に減少。横ばいを示す地域は、30地域から40地域に増加した。同月の「天気」について同社は、近畿圏と愛知県、また北陸地方や四国地方が回復傾向を示した点と、東北地方の弱含みが継続した点に注目している。
3大都市圏はいずれも前月より平均価格が上昇
同リリースでは、天気図の元データとなった中古マンション70平米換算価格も発表されている。
この発表によると、3大都市圏はいずれも中古マンションの平均価格が前月よりも上昇。首都圏は1.3%、近畿圏は0.6%、そして中部圏は1.5%と、それぞれ上昇を果たしている。一方、「札仙広福」の地方4大都市では、札幌市と福岡市が若干弱含む結果となった。
(画像はプレスリリースより)
2022年3月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202203.pdf