駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2022年4月19日、京急本線・泉岳寺駅~京急川崎駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
15駅全てが上昇、うち10駅は2桁上昇
今回の発表によると、京急本線の泉岳寺駅~京急川崎駅間において中古マンションの平均坪単価がトップになったのは、428万円の品川駅だった。同駅エリアは、前年から12.0%もの上昇を果たし、価格も同区間で唯一の400万円台をマーク。事例数も、前年と同水準の355件となっている。
今期の同区間は15駅全てが上昇を果たし、品川駅を含めた10駅については上昇幅が2桁に達した。中でも平和島駅は、平均築年数が24.2年に若返ったことが影響し、前年のマイナスから19.5%プラスの反転上昇を達成。他にも、立会川駅や泉岳寺駅、新馬場駅といった駅が顕著な上昇を示している。
最も高い上昇率を示したのは鮫洲駅
上昇傾向が著しい今期の同区間だが、その中で最も高い上昇率を示したのは、28.6%プラスで265万円に達した鮫洲駅だった。しかし同社は同駅エリアについて、事例数が30件以下と少ない点を指摘。個別事例の影響が出た可能性を示唆している。
なお京急本線全線(泉岳寺駅~浦賀駅)における中古マンションの平均坪単価は、215万円となった。前年と比べて、価格で29万円、比率で15.6%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京急本線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1023