上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」
株式会社東京カンテイは、2022年5月31日、同年4月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、70平米に換算した(ファミリータイプ)の平均価格を全国で毎月集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示は行われている。
「曇」は6地域のまま、「薄日」も8地域のまま
今回発表された『中古マンション価格天気図』によると、2022年4月は「晴」が25地域から24地域に減少した。一方、「雨」も6地域から5地域に減少し、「小雨」は2地域から4地域に増加。「曇」は6地域のまま、「薄日」も8地域のままで横ばい状態を示している。
同月において「天候」が改善した全国の地域数は、4地域から5地域に増加。悪化も3地域から7地域に増加し、横ばいは40地域から35地域に減少した。エリア別に見ると、東北地方で下落傾向が続く一方で、四国と九州地方は上昇傾向を継続。中部圏と近畿圏は価格の動きが弱まり、「札仙広福」の地方4大都市は弱含みにより「薄日」を示している。
地方では、多くの自治体が上昇をマーク
今回の「天気図」発表では、元データにあたる2022年4月の中古マンション70平米換算価格も公開されている。このデータによると首都圏と近畿圏はわずかながらも価格上昇を果たした一方で、中部圏の価格は1.4%下落。地方では、北海道/宮城県/石川県/広島県/佐賀県などが上昇をマークしている。
(画像はプレスリリースより)
2022年4月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202204.pdf