心地良い環境でのセルフ内覧をサポート
スマートホームを実現するIoTデバイスとIoTプラットフォームの開発・提供を進める株式会社リンクジャパン(以下、リンクジャパン)は22日、内覧の予約受付・管理とリモートでの鍵管理、物件内の家電コントロールなどをパッケージ化した「スマートセルフ内覧システム」をリリースしたことを発表した。21日より提供が開始されている。
不動産業界でも生じている慢性的な人手不足と、コロナ禍における非接触ニーズの高まりから、かつては必ず業者スタッフやオーナー立ち会いのもとで実施されていた不動産物件の購入希望者や賃貸入居検討者らによる内覧も、テクノロジーを活用した無人・セルフ型が広がってきている。
しかし、内覧者が自ら鍵を開け、入室することを可能にするソリューションは複数存在するものの、リモートでの家電操作などは行えないため、エアコンを事前に稼働させるといったことができず、“夏は蒸し暑く、冬は寒い”不快な環境下での内覧を余儀なくされるという問題があった。
また、遠隔操作でエアコンを稼働させられる物件の場合でも、手動のためつけ忘れが発生しやすいという問題が残るケースが多いという。
その結果、内覧者が暑さ・寒さから物件にもマイナスな印象を持ってしまったり、じっくり検討することができなかったり、管理維持でかかる光熱費が無駄にかかるなど、課題が多くみられていた。
内覧前にエアコンが稼働し終了時には自動でオフ、施錠もOKで安心
リンクジャパンのリリースした「スマートセルフ内覧システム」には、内覧予定時間の30分前にエアコンを自動で稼働させ、終了時には自動でオフとする機能が搭載された。これにより、内覧者は快適な室温環境でじっくりセルフ内覧を行うことができる。
また、内覧終了時間に合わせた自動施錠にも対応しており、セキュリティ面も担保する安心の次世代無人内覧システムとなった。
これで管理を担う不動産会社や物件オーナー、購入や入居を検討する内覧者の双方がこれまでにないメリットを享受できるようになる。
内覧者の都合の良い時間に、好きなタイミングで内覧予約を入れられ、その希望受付と管理、ゲストキーの発行と内覧者への通知連絡もシステムで一括して行える。
実際の内覧時には、内覧者が通知されたURLに手持ちのスマートフォンでアクセスし、鍵の開け閉めを行う。施錠は終了時間に自動で実行することもできる。
日程の変更希望やキャンセルもスマートフォンのみで可能、すぐにシステム上で処理できるため、手間がない。エアコンの操作管理まで含め、全てオンライン上で完結でき、専用アプリのインストールや専用デバイスを用意するといったことも必要ない。
ごく低コストで物件価値を向上させられ、成約率アップにつながるほか、購入後や入居後の満足度向上も実現しやすい。管理の手間やセキュリティ面の不安も大幅に低減でき、導入メリットの大きいソリューションとなるだろう。
株式会社リンクジャパン プレスリリース
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