エリアごとの平均価格を算出し、その推移を考察
株式会社東京カンテイは、2022年9月8日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年8月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅からの徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリアごとの平均価格を算出してその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
4329万円で反転上昇を果たした首都圏
今回の発表によると、2022年8月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4329万円となった。前月比ではプラス3.4%となり、反転上昇を果たしている。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス11.3%の5529万円で、4ヵ月ぶりに大幅な反転上昇を達成。神奈川県も、プラス1.9%の4677万円で上昇へ転じた。千葉県はプラス0.2%の3595万円で、埼玉県はプラス1.4%の3719万円で、共に上昇をマークしている。
連続上昇の近畿圏・中部圏
2022年8月の近畿圏では、新築一戸建て住宅の平均価格が前月比プラス1.1%の3473万円となった。大阪府は下落したものの他府県は上昇したため、圏全体としては2ヵ月連続上昇を果たしている。
中部圏は、前月比プラス2.0%の3408万円で5ヵ月連続上昇を達成し、前年同月比はプラス8.0%に達した。愛知県の価格も3629万円となり、前月比がプラス2.1%、前年同月比はプラス9.8%をマークしている。
宮城県も、前月比プラス14.2%の3268万円と大幅な反転上昇となり、前年同月比はプラス11.2%に到達。福岡県は前月比プラス9.1%の3465万円で3ヵ月ぶりに上昇へ転じ、前年同月比もプラス8.3%となっている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 8月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202208.pdf