価格の上昇を「晴」、下落を「雨」で表示
株式会社東京カンテイは、2022年9月29日、同年8月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を全国で毎月集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。70平米換算価格の上昇を「晴」、下落を「雨」といった形で、表示は行われている。
全国的に好調を維持しており、価格は上昇基調
2022年8月度の『中古マンション価格天気図』において、「晴」を示す地域数は前月と同じ27地域となった。「薄日」は5地域から7地域に増加し、「曇」は4地域から2地域に減少。「小雨」は6地域から7地域に増加し、「雨」は5地域から4地域に減少している。「天候」が改善した地域数は、5地域から10地域に倍増した。
同社は2022年8月の中古マンション中古価格について、全国的に好調を維持しており、価格は上昇基調にあると分析。中国・四国・九州地方の一部で価格下落の動きが見られたものの、前月弱含んだ北陸地方は回復の動きを見せ、また地方4大道県はいずれも「晴」を示したことに注目している。
元データとなる70平米換算価格も考察
今回の発表では、「天気図」の元データとなる中古マンションの70平米換算価格についても考察が行われている。
この考察によると、首都圏の中古マンション価格は圏平均で前月比0.6%の上昇を示し、特に東京都は0.7%上昇をマーク。近畿圏は圏平均で1.0%上昇し、中心府県も全て上昇を果たした。中部圏は、三重県以外の県が全て上昇しており、圏平均では0.7%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
2022年8月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202208.pdf