駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2022年11月1日、西武池袋線・池袋駅~所沢駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年5月から7月までの3ヵ月間に実施されている。
平均築年数の若返りで価格が上昇した富士見台駅
今回の発表によると、西武池袋線の池袋駅~所沢駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値を示したのは、319万円の池袋駅だった。同駅は、JR/東武/東京メトロも乗り入れるターミナル駅で人気が高く、前年から継続する形で8%台の上昇をマークしている。
同区間では今期、富士見台駅が28.2%の大幅上昇を達成。同駅エリアは、平均築年数が34.2年から27.9年へと若返っており、そのため平均坪単価も200万円台にまで上昇した。同区間では他にも、ひばりヶ丘駅と東久留米駅が20%台の上昇を示している。
所沢駅と練馬駅も、前年に続き価格が上昇
西武新宿線が乗り入れる所沢駅も、前年に続き2桁の上昇をマーク。都営大江戸線が乗り入れる練馬駅も、前年に引き続き価格が上昇し、取引事例数も増加している。一方、東長崎駅は築古物件の取引増加が影響、5.5%の下落を示した。
なお、西武池袋線全線(池袋駅~飯能駅)における中古マンションの平均坪単価は、204万円となった。前年と比較して、価格で28万円、比率で15.8%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/西武池袋線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1099