駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2022年12月20日、東武伊勢崎線・浅草駅~獨協大学前駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年8月から10月までの3ヵ月間に実施されている。
今期も7.8%の上昇を達成した押上駅
今回の発表によると、東武伊勢崎線の浅草駅~獨協大学前駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、291万円の押上駅だった。同駅エリアは、京成電鉄/都営地下鉄/東京メトロが乗り入れることで人気が高く、今期も7.8%の上昇を達成。300万円台に迫る勢いを見せている。
高い上昇率を示した駅として同社は、とうきょうスカイツリー駅に注目。同駅エリアは、前年の242万円から263万円と価格が上昇し、その上昇幅は8.7%に達した。また、平均築年数が4年ほど若返った谷塚駅は、前年の下落から25%もの大幅上昇へ転じ、価格が118万円をマークしている。
前年は2桁マイナス、今期は2桁上昇の牛田駅
同社はまた、前年には2桁マイナスを示しながら今期は2桁上昇を果たした牛田駅に注目。同駅エリアの事例数が10件前後と少ないことに触れ、振れ幅が大きさは個別事例の影響により生じた可能性を指摘している。
なお東武伊勢崎線全線(浅草~伊勢崎)における中古マンションの平均坪単価は、168万円となった。前年と比較して、価格で20万円、比率で13.0%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東武伊勢崎線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1117