LIFULLが住宅ローンに関する意識調査を実施
株式会社LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は1月21日、住宅ローン利用中の購入者825名と利用予定の購入検討者825名を対象に、住宅ローンに関する意識調査を実施した。
調査の結果、住宅ローン金利の上昇を不安視する購入検討者が多いことが明らかになった。現在利用中の住宅ローンの種類は「変動金利」が69.7%と最多だったが、購入検討者では57.3%にとどまり、固定金利(全期間固定型)を選択する割合が相対的に高かった。
また、購入者の世帯月収に占める住宅ローン返済額の割合は、「2割以上3割未満」が40.7%と最多で、次いで「1割以上2割未満」が33.5%となっている。
金利上昇前に購入したい割合が6.6ポイント上昇
購入検討者に対し、住宅購入に対する意向を聞いたところ、「住宅ローン金利が上がる前に買いたい」(47.9%)が最多。前回調査よりも6.6pt上昇しており、購入検討者の金利上昇への不安が高まっていることがわかる。
今後1年間の住宅ローンの見通しについて、「上昇」を予測する割合は購入者が48.1%、購入検討者は68.3%と大きな開きがみられた。住宅ローンの返済に対する不安も、購入者の67.8%に対し購入検討者では90.1%と顕著な差が見られた
また、金利上昇対策については、62.2%が何らかの対策を実施している。具体的には「新NISAやiDeCo」(35.4%)と「預貯金」(30.5%)がそれぞれ約3割を占めている。
一方、「繰り上げ返済」は15.3%にとどまり、経済の不透明感が強まる中、現金を保有しておきたいという意向がみえる。
住宅ローン選択の決め手は?やはり金利
住宅ローンを選ぶ際に魅力的に感じるものとしては、「金利の低さ」(59.5%)が最多。次いで、「初期費用の低さ」(46.3%)、「保障付き(3or8大疾病・ガン保障特約団信など)」(38.6%)。
年齢別では、年齢が高くなるほど「金利の低さ」と「保障付き」の選択率が高くなり、年齢が低くなるほど「初期費用の低さ」や「ペア連生団信」の選択率が高くなる傾向が見られた。
(画像はプレスリリースより)
株式会社LIFULLのプレスリリース
https://lifull.com/news/40598/