様々な視点から世界の都市を分析・比較
総合不動産サービスのジョーンズ ラング ラサール(JLL)は10月23日、The Business of Citiesとの共著によるレポート「都市パフォーマンスの解読」を発表した。
世界の都市を「企業のプレゼンス」、「ゲートウェイ機能」、「市場規模」、「インフラ基盤」、「人材」、「専門性とイノベーション」、「ソフトパワー比較インデックス」の7項目で分析し、都市の現状や発展レベル、新たなトレンドを不動産の観点から世界の都市のパフォーマンスを比較・分析したもの。
また、JLLは成功する都市の条件として「イノベーション」、「人材」、「インフラ」、「長期的思考」、「すぐれた運営」、「透明度」、「スマートシティ」、「負担可能な不動産コスト」、「ブランドイメージ」、「グローバル化」の10点を掲げている。
東京、世界最高水準のグローバル都市「ビッグ7」に指定
レポートによると東京は、競争力のある世界都市ランキングで5位と上位にランクイン。2015年調査時で確立された世界都市「ビッグ6」の地位を獲得したのに引き続き、今回も世界最高水準のグローバル都市「ビッグ7」の地位を得た。
東京はこの10年間スコアを下げていたが、直近では回復基調を示している。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、大規模なインフラ整備が進められているのが主な要因だ。
東京は成功する都市10条件では「イノベーション」と「人材」で2位、「スマートシティ」で10位、「負担可能な不動産コスト」で6位、「ブランドイメージ」で8位にランクインしている。その一方で、「透明度」は19位、「インフラ」は13位に留まった。
JLLは、
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、不動産市場の透明度向上、インフラ整備やさらなるグローバル化が期待される
(プレスリリースより)
と指摘している。
(画像はプレスリリースより)
画像の出所:The Business of Cities, JLL, 2017
ジョーンズ ラング ラサール株式会社
http://www.joneslanglasalle.co.jp/