2018年4月から6月までの「現状価格」
東京カンテイは、2018年8月21日、東急田園都市線沿線における駅別中古マンション価格についてのプレスリリースを発表した。
今回発表されたのは、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリー)の売り希望価格をもとに算出された、駅ごとの平均坪単価。「現状価格」については、2018年4月から6月までの3ヵ月間に集計されたデータがもととなっている。
最高値をマークした渋谷駅に「一服感」
今回発表されたリリースによると、渋谷から中央林に至る東急田園都市線沿線における坪当たりの平均価格は、208万円となった。1年前に比べると、「現状価格」は1.1%上昇して2万円のプラスとなっている。事例数は、前年より1027件と大幅に増加して、7042件をマーク。平均専有面積は66.27平米だった。
同線沿線において最高値をマークしたのは、渋谷駅の385万円。開発ラッシュが続く同駅エリアについて東京カンテイは、前期同様に築年の上積みとコンパクト化が進み、「一服感」があると考察。また同社は、ファミリー向けが増加して平均専有面積は約10平米に拡大した桜新町駅についても注目。下落幅が拡大した二子玉川駅についても、取引事例は約300件と活発であることを指摘している。
多摩川以西は概ね上昇傾向
このプレスリリースにおいて東京カンテイは、多摩川以西が概ね上昇傾向にあることにも注目している。
中でも梶が谷駅は、「現状価格」が9%の上昇を見せ、平均坪単価が153万円に達したことを指摘。また宮前平駅についても、平均築年は30年の目前だが、周辺駅に比べ割安感があるために取引事例が増加したことに触れている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東急田園都市線1 - 東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/494