物件数の多い順に23区のランキングをまとめる
株式会社マーキュリーは、2018年10月26日、東京23区において2019年竣工予定の共同住宅数ランキングを発表した。
同社は、新築マンション業界において導入シェア9割を誇るマーケティングシステム『サマリネットシリーズ』を提供している企業。同ランキングは、同社が収集している建築看板の情報より集計されたデータを元にするもの。物件数の多い順に23区のランキングをまとめている。
トップは、年間114物件の台東区
同ランキングにおいて、2019年竣工予定の共同住宅数が最も多かったのは、年間114物件の台東区。2位の目黒区は89物件であり、大きな差をつけて1位に輝く形となった。
マーキュリーは、台東区における注目物件として『上野池之端プロジェクト』を挙げる。同物件は、東京建物が池之端にて計画している、地下1階地上38階のタワーマンション。台東区はタワーマンションが多いエリアではなく、20階を超えるタワーマンションの建設は2015年竣工の大江戸タワーレジデンス以来。希少性という面でも、同物件は注目を集めると同社は考察している。
最も少なかったのは、年間16物件の葛飾区
同ランキングにおいて、2019年竣工予定の共同住宅数が最も少なかったのは、年間16物件の葛飾区となった。
同区についてマーキュリーは、「相場の上限が高くなりにくいエリア性」「高騰する建築費を販売価格に転嫁せざるを得ない現況」という理由から、新築マンションの事業化が鈍化していると考察。共同住宅についても、同様の理由で下位にランクインしたと分析している。
(画像はプレスリリースより)
2019年/東京23区共同住宅供給予定発表 Realnetニュース - 株式会社マーキュリー
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