新築マンション相場の差額をランキング
株式会社マーキュリーは、東京23区と県をまたぐ隣駅の新築マンション相場について差額のランキングを制作し、2018年11月21日に発表した。
同社は、新築マンション業界で導入シェア9割を誇るというマーケティングシステム『サマリネットシリーズ』を提供している企業。同ランキングは、「東京一極集中」とも表現される現状の相場の実状を解明すべく、制作されている。
差が最も大きいのは「二子玉川駅&二子新地駅」
同ランキングによると、神奈川県との県境にある東急田園都市線の「二子玉川駅&二子新地駅」が、坪単価差が最も大きいエリアとなった。世田谷区に位置する「二子玉川駅」の平均坪単価は、432.0万円。神奈川県川崎市の「二子新地駅」との差は182.7万円にまで達し、他エリアよりも大きな差が開いている。
しかしその一方で、東京都大田区の「六郷土手駅」と神奈川県川崎市の「京急川崎駅」では、「京急川崎駅」の方が平均坪単価が高くなるという現象も発生。その差はマイナス91.4万円に達した。平均坪単価差そのものの大きさでは、2位の「赤羽岩淵駅&川口元郷駅」の115.2万円に次ぐものとなっている。
千葉県隣接エリアは、坪単価の差が小さい
同ランキングでは、東京23区の東側すなわち千葉県と隣接するエリアでは、坪単価の差が小さくなるという、興味深い結果も出た。「小岩駅」「篠崎駅」といった23区内という優位性を持つ駅と、「市川駅」「本八幡駅」といった乗降客数も多くベッドタウンとしての魅力も強い千葉県内の駅とで、差が相殺されたとマーキュリーは考察している。
(画像はプレスリリースより)
東京23区と県をまたぐ隣駅相場~Realnetニュース~ - 株式会社マーキュリー
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